「自信をつける」ってどうやるの?
仕事なんかで、がんばっても評価や感謝されなくて、何だか切なくなる時ってありますよね。
それが一時的ならまだしも、ずーっとそのような状況が何日も何ヶ月も続くと、さすがに精神的につらくなり、自信が持てなくなります。
で、「自信を持ちたい、自信を付けたい」って思うんですけど、こんな心理状態で頑張っても、かえって苦しくなったり、切なさが増しますよね。
では、どうやって自信を回復し、自信をつければいいでしょうか?
ここでは、自信を高めるための意識(潜在意識や無意識)を育てる方法をご紹介します。
自信って、何?
凹んでる時なんかに「自信を持って!」とかってざっくり言われることがありますが、「自信を持つ」って具体的にどうすればいいのか、よく分かりませんよね。
「自信」は心理学的に「自己肯定感」と言えます。
そして、自己肯定感は6つの「感」で構成されていると言われています:
✳︎ 自尊感情 (自分には価値がある)
✳︎ 自己受容感 (ありのままの自分でOK、これが私)
✳︎ 自己効力感 (自分にはできる)
✳︎ 自己信頼感 (自分を信じられる)
✳︎ 自己決定感 自分で決めている)
✳︎ 自己有用感 自分は何かの役に立っている)
職場や家庭などで、「がんばっても評価や感謝されない」ということを多く感じるようになると、
・自分の存在がないがしろにされてる
・自分は粗末に扱われている
・どうせ私なんて、いてもいなくてもどうでもいいんだ
・周りから無視されてる気がする
・どうせ私は、世界の片隅で平凡な生き方しかしていない存在
などと思うようになり、無価値感や虚無感が押し寄せてきます。
もしあなたがこんなふうに思うことがあれば、あなたは今、上記の6つの感の中の「自己効力感」や「自己有用感」が低い状態です。
なので、この2つの「感」を高めて、「自分はできる人なんだ、自分がすることは価値があるんだ」と自然と思えるようにすると、自信を回復させることができます。
そこで、自己効力感と自己有用感を高めて、自信を回復させる方法として、「自分の才能を意識して使う」というワークをご紹介します。
自分の才能を意識して使うワーク
1.まず、自分の才能をどれでも一つピックアップします
才能というのは、「あなたが無意識に自然とできていること」です。
例えば、「人に優しくできる」とか、「やり出すとずっと集中してできる」など。
自分でどんな才能があるのか思いつかない場合は、こちらの記事にある「才能リスト」から選んでみてください。↓
2.その才能を実際にやったことがある場面を思い出します
「人に優しくできる」という才能なら、「あの人、大丈夫かな?」って心配したことがあった時や、実際に何か手伝いをしてあげた時など、小さなエピソードでいいので、思い出してみます。
3.その場面で、才能を使った自分を認識します
「こういう風に心配したり、手伝ったりした私は、他の人より優しい心を持ってるのかも。」 「これが、私が普通にできちゃう才能なのかも。」 と改めて思ってみる、ということです。
4.今後、実際にまたその才能を使った時に、その自分を再認識し、自覚します
今後の生活の中で、またこのように人のことを気にかけたり、誰かにちょっとした手伝いをしてあげた時に、 「あ、私はまた人に優しくできたな」 「やっぱり、私は人に優しくできる才能があるんだな」 「人に優しくできて良かったな」 などと再認識します。
このワークは、1〜3までは今すぐできることですが、4は、今後、日々の生活の中で意識していくものです。
自分の才能を1つ選んだら、記憶に残っているうちに4をやってみてください。
こうして、自分が普段何気なくやっていること、できていることを、意識して認識し、認め、「これは自分の才能だ」と自覚していくことを積み重ねていきます。
その積み重ねで、無意識にある自己効力感や自己有用感を高めていくことができます。
ちょっとずつ、日々の生活で実践する
「こんなことで、本当に自信なんてつくの?」って思うかもしれません。
でも、自信がない人は、このように「自分で自信をつける方法」をそもそも知らないのです。(私がそうでした^ ^ ; )
知らないから、こんなささいな実践法を疑わしいと思ってしまいます。
ここは素直にまず1つ、実践してみることです。
そして、「たった1回実践するだけで、劇的に自信を回復する」などとは思わず、筋トレのように、ちょっとずつやってみることです。
そうすれば、「気づけば何となく気持ちが楽になっていた」とか、「あんまり凹んだりしなくなってるな」と気づく時がきます。
それが、自己効力感や自己有用感が高まり、自信が回復してきた証です。
「自分にはできる」という意識が育っていくと
無意識にできていることを、「自分の才能なんだ」と自覚していくこの実践。
続けていくと、「頑張ってるのに報われない」とか「感謝も評価もされてない」といった、周りからの反応が気にならなくなります。
さらに、仕事や家事などで自分のやることに、やりがいも感じられるようにもなります。
最終的に、ちょっとしたことでも感謝されたり、いい評価をもらえたり、周りの反応も変わってくる、という現象が起きるようになります。
ぜひ、こつこつ、「ご自身の才能を自覚しながら使う」ということをやってみてください。
kayoko@おうちcafe