「片付けられない」脳っていうのがあるんですって
他の片付け本にはない、意外で面白い片付けテクニック。
今日のいちcafe本:「捨てる脳、片付ける脳の作り方」by加藤俊徳
蔦屋書店で見つけたこの本。
収納術とか断捨離とかミニマルな生活に取り組んでいるこの頃、ふと興味を持って手に取りました。
収納術×脳科学というマニアックなノウハウが満載
この本は、片付け本なのですが、脳の働きの観点から片付け方の種類を科学的に分析しているマニアックなノウハウ本でした。
人の脳は8種類の機能があり、どの分野が発達していて、どの分野が弱いのか、というのを分析するところからこの本はスタートします。
ちなみに、その8分野というのは、①視覚系脳、② 理解系脳、③ 運動系脳、④思考系脳、⑤記憶系脳、⑥感情系脳、⑦聴覚系脳、⑧伝達系脳、です。
で、質問に答えながら点数を出していった結果、私の場合は、一番弱い脳の機能が運動系と聴覚系、次に弱いのが理解系と伝達系、と判明。(自覚はあります^_^;)
さらにこの本では、タイトルにあるように、「片付ける」のが苦手なのか、「捨てる」のが苦手なのか、という脳のタイプも分かります。
ちなみに私は片付けられない脳タイプでした。確かに私は捨てるのは躊躇なくできる方で、モノも少ないのですが、いまだに収納術に課題を感じていて、整理整頓とか仕分ける方がやや苦手なのかもしれません。(収納整理自体は好きなんですけどね。^_^;)
脳タイプによって片付けノウハウが違う!
この本には、脳の働きが弱い分野別に、かなり詳しく具体的にたくさんの事例を出しながら、片付けが進むノウハウが紹介されています。しかも、そのノウハウが、他の収納術本では見たことのないおもしろい内容で、目からウロコでした!
例えば、私の場合、運動系脳が弱いので、動くのが億劫になりやすく、ズボラになりがち。
そういう人が片付けやすくなるには、ゴミ捨ての直後に、その流れで片付け作業をするとか、音楽を聴きながらとか口を動かして喋りながら作業しちゃうと進みやすいとか。
また、私は聴覚系脳も弱いので、「人の話を聞いて、理解して、すぐやる」というのがスムーズにできない節が確かにあって。
そういうタイプの人は、収納術などのアイデアを聞いたら、ちゃんとメモしたり、復唱して記憶に残すとか、理解を深めるステップを踏んでからやると作業がちゃんとできる、など。
これって、収納術に限らず、そもそもの自分の脳の働きの得意不得意が分かるし、仕事や家庭でも、自分の弱みをフォローするために応用できるので、なかなか活用できる内容でした。
あなたも自分の脳タイプを知って、片付けや家事、仕事がもっとうまくいくコツを身につけてみてはいかがでしょうか。
捨てる脳、片付ける脳の作り方 (TJ MOOK) [ 加藤俊徳 ]
kayoko@スタバcafe