グローカルって、何?
先日、お向かいさんからお誕生日のプレゼントにこちらを頂きまして。↓
地元の老舗旅館「城西館」と高校生などが共同開発したお菓子なんですけどね。
「グローカルバウムクーヘン」っていうんです。
バウムクーヘンという全世界で食べられているお菓子に、柚子や沢渡茶といった地元の特産品を掛け合わせたお菓子です。
グローカルバウムアソート 城西館 にっぽんの宝物 JAPANグランプリ 高知 ギフト
この商品、以前からスーパーでも見かけたことはあって。
「グローカル。ブローバルとローカルをかけてるのね。なるほど。」 なんて思ってたんですが。
何となく「グローカル」というワードが気になって、ちょっとググって調べてみました。
グローカルとは
グローカルは「Glocal」って表記するんですけど。
英語の「 Global(グローバル)」と「Local(ローカル)」という言葉を組み合わせた造語です。
「地球規模の視野でものを考えつつ、必要に応じて地域視点で行動する」という意味だそうです。
英語でこれを表現してる「Think globally, act locally」は、なんとなく聞いたことがありますね。
もうちょっとアカデミックな話になると。
✳︎「世界普遍化」(globalization)という、世界規模で共通化させていく流れ
✳︎「地域限定化」(localization)という、地域ならではの特徴を引き立たせていく流れ
この2つの、一見相反する流れを同時に叶えようとする試み、といったテーマになるんじゃないかと思います。
グローカルの始まりは?
そもそも、いつからこの「グローカル」というコンセプトが言われだしたのかというと、どうも1980年代の日本の経済界らしいです。
日本企業の海外戦略の方向として始まったようで。
海外にも普及できるだけの普遍性を保ちつつ、海外現地に根付いた企業活動ができるようにしていくことが求められるんでしょうね。
こういう取り組みをしている企業を「グローカル企業」と言ったり、この場合の現地の人材を「グローカル人材」と言ったりするようです。
で、今ではこのグローカルな戦略が世界的に広まって。
また、政治や地域開発、環境問題など、あらゆる分野でも、このコンセプトが活用されているようです。
個人にも当てはまるグローカルな生活
グローカルという戦略が現実的に働いているのは、主に企業や組織といった社会的な団体ですが。
この「グローカル」っていうコンセプト自体は、現代の個人一人ひとりのライフスタイルでも当てはまってると思うんです。
インターネットやSNSが発達している今、個人が世界に対して簡単に発信できる時代です。
「個人=地域」とたとえると、地域の情報は簡単に全世界に発信でき、共有できます。
ひと昔前ならなかなかあり得なかった、異国のローカルな情報や日常生活の様子が簡単に知れたりするんです。
こういうの、好きなんですよね、私。(^ ^)
オフラインだけではなかなかあり得ない、個人と個人が何かしらのきっかけでつながっていく、っていうの。
ネットとSNSが発達した現代だからこその、楽しみ方。
何だかワクワクします。
私の趣味もグローカルかも
私、洋楽が好きなんですけど。
ある時、たまたま私のYouTubeのタイムラインに上がってきた、ソウルミュージック系のライブの動画が気に入って。
で、何度も何度も見るようになって。
そして、ファンになってしまいました。(^ ^)
「Ladies of Soul」っていう女性グループなんですけど。
時々、英語じゃない言葉しゃべってるなーって思ってウェブサイト見たら、オランダのグループだった。っていう。 (笑)
SNSが発達してなければ、きっと知ることもなかったであろう、オランダのミュージシャン。
きゃりーぱみゅぱみゅとかPerfumeとかの日本でのライブに、わざわざアメリカやヨーロッパから来た、なんてファンを、たまにテレビで見たりしてましたけど。
私もそのうちこんなパターンになるのではないかと思ったりします。(^^;)
それもまた、おもしろい。
誰でもグローカル人材になれる
決して、全世界的に有名ではなくても、世界中からファンが集まる、とか。
国内の話でも、田舎に住んでるのに、全国各地にお友達がいる、とか。
そして、なぜか、地元民ですか?っていうぐらい、ローカルなネタを知っている、とか。
こういうの、私好きです。(^ ^)
どんなに無名な一個人でも、世界とつながる可能性がある。
ローカルなことが、逆にグローバルな世界の中でユニークでおもしろい存在になる。
そういうグローカルなライフスタイルを、私もこれから体験できたらおもしろいなって、思います。
kayoko@おうちcafe