いちcafe日記

一日、いちcafe。大好きな毎日のカフェタイムに思うこと、学び得たこと、実践したことを綴っています。

四国初上陸!雅なアートアクアリウム展@高知

あのアートアクアリウムが高知にやって来る!

 

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アートアクアリウム展 ~高知・金魚の海~ -公益社団法人高知市観光協会

2020年の夏にテレビでチラッと見たことはあったのですが。

そのアートアクアリウムが、何とこの冬に四国初上陸とのことで。

しかも高知に来てくれるとは、ありがたい!

 

ということで、かつてない金魚の鑑賞法・アートアクアリウムの魅力や、高知での展示会について、ご紹介しておこうと思います。

 

 

アートアクアリウムとは?

豪華絢爛な水槽空間に金魚が舞い泳ぐ、あのアートアクアリウム。

 

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「金魚を愛でる」という文化は古くからあるんだけれど。

金魚の鑑賞をこれほどのアートにしたものは、このアートアクアリウムが初めてなのではないかと。

 

「金魚を鑑賞する」という歴史

金魚って、突然変異で生まれた赤いフナの仲間なんですって。

約2000年前に中国で見つかって、それが金魚鑑賞の始まりみたいです。

 

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日本にやってきたのは、室町時代。

その当時は、金魚は城主や大名しか見ることのできない贅沢品だったとか。

 

そして、江戸時代になり、武士や豪商も金魚を飼うようになって。

江戸時代後期には、庶民でも手に入れられるようになったと。

 

こうした金魚鑑賞の歴史の中で、華やかで粋な日本独自の文化を表現するようになった金魚。

その金魚の華やかで雅な世界観は、今や海外のマニアにも愛されています。

 

アートアクアリウムの疑問:金魚、どうやって管理してるの?

アートアクアリウム展を見た時、私の頭によぎったこと。

それは、「これって、この金魚たちにとって健全なん?」ということ。

この金魚って、どのように育てられて管理されているのかなぁ、と。

 

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高知のアートアクアリウム展のパネルによると、

・栄養価の高い食事

・高性能な水質浄化装置

・毎日毎晩徹夜で行われる生体管理スタッフによる世話

といった、徹底したお世話と管理をされているようです。

 

そして、展覧会での役目が終わると、もともと居た金魚市場や問屋さんに戻って行くんですって。

 

珍しい品種は、大事にお世話しながら、各展覧会を一緒に巡っていくらしいです。

中には、展覧会中に子供が生まれて、その子供が成長して舞台に出ることもあるとか。

 

「人工的なアート空間」と「自然の生態系の世界」の両輪

華やかに演出された金魚とその舞台の影には、金魚にまつわる生態系の知識と生育管理の技術がしっかり機能している。

これが、ちゃんとできてないと、観賞魚としてアートとして金魚を扱えない、というプロフェッショナルさと愛情・責任感がうかがえます。

 

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アートアクアリウムは誰がやってるの?

こんなすごい作品を作っているのは誰なんだろう?と思って、こちらをチェック。

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木村英智さんという方なんですね。

2006年ごろからアートアクアリウムで活動されているようで。

世界を股にかけて活躍されている、アートアクアリウム・アーティストです。

 

アートアクアリウムは、この方のハイレベルな水質調整や生体管理があってこそ、のよう。

環境保全活動も積極的に行なっているようで、自然に生きる「生物としての金魚」を大切にできるからこその、アートアクアリウム・アーティストですね。

 

ホームページのプロフィールページにあった動画も拝見したところ、木村さんって、旅人気質の方のようで。

アートアクアリウムも、常設するより、色んなところを巡って行くのが好みなんですって。

 

常設展「アートアクアリウム美術館」

東京オリンピックという契機もあって、東京の日本橋にアートアクアリウムの常設展となる「アートアクアリウム美術館」を2020年の夏に開館させています。

このニュースを私は見たんですね。

 

アートアクアリウムの巡回展

同時に、アートアクアリウムの巡回展もやっていて。

2020年の12月中旬から2021年の3月初旬までが、今回の高知での展示となっています。

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高知のアートアクアリウム展

巡回展の四国初上陸に高知が選ばれたのは何でだろう?なんて思ったのですが。

このアートアクアリウムのトレードマークって、土佐錦魚(とさきん)なんですって。

 

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ということで、こちらからチケットを予約購入して、行って参りました。

 

高知のアートアクアリウムの会場

場所は、高知城の近く、ひろめ市場と図書館の間にある空き地です。

 

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コロナ対策もバッチリの会場へ。

会場内は、浄化作用のあるヒノキ系のアロマとともに空気清浄されていました。

 

高知のアートアクアリウム展の見どころ

今回の展示は、江戸時代に育まれた、金魚の粋で雅な世界を現代の演出技術でよみがえらせた、豪華絢爛な世界観。

 

実際に行ってみた、今回の展示の私なりの見どころ・楽しみ方をご紹介します。

 

10の展示コーナー

今回の高知のアートアクアリウム展は、以下の10の展示コーナーがあります。

 

・花魁

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・金魚品評

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・プリズリウム

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・九谷金魚品評

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・キリコリウム

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・ボンボリウム

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・新江戸金魚飾

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・大政奉還金魚大屏風

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・大奥

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・VENINIの金魚鉢

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どのコーナーもうっとりするような幻想的な世界観。

それぞれのコーナーでBGMも異なり、五感で独特な空間を楽しめるのは、実際に見に行って、じゃないと味わえません。 

 

1回で3倍楽しむ方法

私のおすすめの楽しみ方は、これらの展示コーナーを一度見て終わりにせず、2周・3周して楽しむこと。

 

1周目は、全体の世界観を楽しんで。

各コーナーのテーマを表現した幻想的な世界観をざっくり見ながら進んでいきます。

 

2周目は、金魚や水槽である器を細かく鑑賞。

まずは、各コーナーのパネル解説をじっくり読んで。

そして、金魚や器などの細いところを、まじまじと見ます。

 

金魚は色んな品種が展示されてますし、優雅に泳ぐ金魚一匹いっぴきの姿を見たり。

そして、金魚にとっての水槽も、色んなものがあって、それも見どころありです。

 

3周目は、撮影に集中。

展示は写真撮影が可能です。

営利目的でなければ、SNSアップもOKのよう。

 

普通に展示を背景に記念撮影もいいですし、作品もインスタ映えするものばかり。

私が行った時も、お友達やカップルの方がとても楽しそうにスマホでバシャバシャ撮ってました。(^ ^)

 

展示は、スタートから最後まで一方通行的に見ていく構成なんですけど。

各コーナーを行き来することはできるので、私は一度最後まで見たら、次は逆走しながらじっくり見て、また順行で見て…、と一往復半して鑑賞しました。(^ ^;)

 

3つの見どころポイント

見どころ1:とにかく幻想的な金魚の世界!

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照明、音楽、世界観が表現されたユニークな水槽空間による、アートな空間。

その中を舞う金魚の、何とも雅なこと。

まずは、この世界観をざっくり見て楽しむのがおすすめ。

 

見どころ2:金魚を囲う美しい「器」

「花魁」や「大奥」、「プリズリウム」などのアクリルの大型水槽が只者じゃないです。

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そして、金魚の水槽として使われている、九谷焼やキリコの器も素敵。

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また、イタリアのヴェネツィアンガラスの最高峰「VENINI」との共同作品である金魚鉢も美しかった。(^ ^)

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見どころ3:素人でも鑑賞を楽しめる主役の金魚

展示されているどの金魚も、本当に綺麗で健康的だなーと感心です。

 

「金魚品評」のコーナーでは色んな種類の金魚が見れます。

展示がとても美しいので、金魚に詳しくない素人さんでも、金魚鑑賞が楽しめます。

 

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アートアクアリウムの魅力

アートアクアリウムは、アーティストの木村さんの監修によるハイレベルなアート。

おそらく、多くの場所で常設展示するのは簡単ではないと思います。

 

今は東京の日本橋のアートアクアリウム美術館しか常設展示されてないようなので、巡回展は貴重です。

四国の方や東京まで足を運べない方は、ぜひ今回の高知でのアートアクアリウム展で、唯一無二のアート鑑賞を体験してみてはいかがでしょうか?

 

アートアクアリウムHP  ↓

artaquarium.jp

 

高知のアートアクアリウム展ページ ↓

artaquarium.jp

↑高知展は2021年3月7日までです

 

 

 kayoko@マックcafe 

 

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