9月の草花の歳時記:棚田の彼岸花@高知市土佐山
お彼岸の頃に咲く、彼岸花。
今回は、その彼岸花の景色が美しい、高知市土佐山の棚田に咲く彼岸花を見に行ってきました。
まずは動画でご紹介! ↓
高知市土佐山の棚田の彼岸花って?
高知県高知市の北部、山あいにある土佐山。
土佐山といえば、オーベルジュ土佐山という、なかなか人気の宿泊温泉施設がありますが。
そのオーベルジュ土佐山のすぐ近くの川辺の棚田に、たくさんの彼岸花が咲くスポットがあります。
それが、土佐山の中川地区の彼岸花です。
彼岸花って、市街地だと道端に少しずつ咲いている感じですが。
そういえば、お花見レベルで彼岸花が楽しめる所って、地元にないものかしら?と思っていたら。
地元のテレビでこちらの地区の彼岸花が放送されていたので、早速行ってみました。
自然豊かな山・川・棚田の景色に広がる彼岸花
緑豊かな山あいの川のせせらぎに、棚田の黄金色の稲穂、そして、真っ赤に咲いた彼岸花…。
この田舎の初秋の原風景、日本人として心に染み入ります。(´ー`)
彼岸花が田畑のあぜ道に多い理由を調べてみた
この地区の彼岸花は、棚田の縁などに咲いているわけですが。
こんな感じであぜ道なんかにたくさん咲いている彼岸花は、農家さんなどの人の手によって手入れされているもののようですね。
こちらの地区もそのようです。
彼岸花を農地のあぜ道に植えておくと、害虫などから農作物を守れる、というのと。
彼岸花は根がしっかり張る植物らしく、あぜ道を固めてくれるからのよう。
彼岸花って、田畑の景観が良い上に、農家さんにとってはメリットもあるという、お花のガードレールなんですね。
棚田の彼岸花の見頃
9月中旬〜9月下旬が見頃
彼岸花は、その名の通り、お彼岸の頃に咲くわけで。
お彼岸の日は、秋分の日とその前後3日を含めた期間なので。
2020年だと9月22日前後が見頃となります。
今年は9月18日に見に行きましたが、しっかり咲いていて、まだまだこれから咲きそうな感じでもありました。
毎年、ちゃんとお彼岸の頃に咲いてくれるこの彼岸花。
開花の期間はそんなに長い方ではないので、綺麗に咲いている時にタイミングよく見に行けると良いですね。(^ ^)
棚田の彼岸花で咲く2種類の花
この土佐山の棚田に咲く曼珠沙華、実は赤い花だけでなく、白い花も群生して咲いているところがあります。
目立って綺麗に咲くこの2種類の花について、ちょっと調べてみました。
曼珠沙華
この棚田で見られる真っ赤な彼岸花は、別名、曼珠沙華(まんじゅしゃげ)とも言いますね。
ちなみに、学名はリコリス・ラジアータ。
ヒガンバナ科の植物です。(ヒガンバナって、植物の科目名でもあるんですね。)
地下の球根に毒を持つ、毒性植物なんですって。
だから、害虫を寄せ付けない効果があるってわけですね。
白花曼珠沙華(白花彼岸花)
こちらの白い花。これも彼岸花です。
その名も「白花曼珠沙華(しろばなまんじゅしゃげ)」、または「白花彼岸花(しろばなひがんばな)」。
同じくヒガンバナ科の植物で、学名はリコリス・アルビフローラ。
先に紹介した、真っ赤な曼珠沙華とショウキズイセン(ショウキラン)が自然にかけ合わさったものらしいです。
棚田のグリーンを背景に、紅白の曼珠沙華が映えますね。(^ ^)
土佐山の棚田の彼岸花までのアクセス
この土佐山の棚田の彼岸花の場所は、オーベルジュ土佐山へ向かって行く道中にあって、しかもオーベルジュ土佐山の少し手前の場所なので。
遠方からなら、オーベルジュ土佐山を目的地にして行くとスムーズです。
カーナビだと、
オーベルジュ土佐山の住所:高知県高知市土佐山東川661
で向かうと、辿り着けます。
料金・駐車場
こちらは自然の景観なので、もちろん入場料制度などはありません。
駐車場もなくて、立ち止まって見たい場合は、道端に車を止めて、って感じになります。
棚田のエリアに入って、近くで彼岸花の撮影なんかもできますが、農家さんの棚田ですので、棚田を汚すことのないようにしたいものです。
合わせて楽しみたいオーベルジュ土佐山の温泉とランチ
この棚田の彼岸花は、時間をかけて散歩できるような感じではなくて、歩道から眺めたり、景色を撮影したりするぐらいなので。
せっかくここに来たら、すぐ近くのオーベルジュ土佐山での温泉とランチを一緒に楽しむのがおすすめです。(^ ^)b
オーベルジュ土佐山の温泉とランチについて、詳しくはこちら↓
ということで、秋の訪れを感じる、土佐山の彼岸花でした。
kayoko@おうちcafe
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