いちcafe日記

一日、いちcafe。大好きな毎日のカフェタイムに思うこと、学び得たこと、実践したことを綴っています。

今年のクリスマス&正月飾りは“苔“の寄せ植えで

そう言えば今年、苔テラリウムとか流行りましたよね。

私もちょっと興味はあったのですが。

ついに今回、苔と触れ合う機会があったので、素敵な苔の寄せ植えを紹介したいと思います。

 

 

苔のクリスマスリース風寄せ植えをいただきました

先日、お知り合いの方(Mさん)から、こちらのプレゼントが届きまして。↓

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クリスマスリース風の苔の寄せ植えです。

 

ふわっふわの苔、癒されますね〜。(´ー`)

 

苔の種類はちょっと分かりませんが、真ん中の赤い実はゴールテリア。

そしてその周りの白いのは「地衣類」のハナゴケ。

 

「地衣類」は苔ではなくて、菌類が藻類を取り込んだ状態のものらしいです。

 

お礼のお電話をMさんに入れさせていただいたら、苔とか寄せ植えに話が盛り上がりまして。

その流れで、なんと翌日、Mさんと一緒に苔の寄せ植えを作りに行くことに急遽決まり。

高知市瀬戸にあります、「草工房」さんへお邪魔することに。

 

「草工房」の苔じい先生

こちらの「草工房」さんは、海地さんご夫婦がされていまして。

さまざまな苔類や寄せ植え用の植物を生産・出荷されています。

また、苔の寄せ植えなんかのワークショップも県内外でされています。

 

自称「苔じい」とおっしゃる海地先生にご指導いただきながら、今回、苔の寄せ植えを初体験させていただきました。

 

海地先生は、最近流行りの苔テラリウムなど、苔を使った寄せ植えなどで、牧野植物園やDIYショップなどでワークショップをされています。

(最近はコロナの影響でなかなか開催されていないとのことですが…)

 

今回は、お正月用の寄せ植えを作ろうか、ということになり。

まずは、草工房さんが育てている数々の苔や植物をひと通り見学させてもらいながら、寄せ植えに入れる植物を選んでいきました。

 

といっても、私は初体験のど素人なので、先生に完全おまかせ状態。(笑)

ただただ、いろんな種類の苔や植物を見て、楽しんでいました。

 

ひと通り見学して、先生が寄せ植えに入れるポットをいくつかピックアップしてくださり、いよいよ寄せ植えを作成します。

といっても、今回は、先生が最初から最後まで、寄せ植えの作り方を説明してくれながら、作ってくれました。(笑)

私は、それを見て、先生の楽しいお話を聞きながら、ただただ楽しませていただきました。

 

お正月用の苔の寄せ植えを作りました

そして、最終的にできあがったのがこちら。↓

 

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最初はお正月飾りのための寄せ植えを作る予定でしたが。

なぜか先生のチョイスで、めったに動かない鳥「ハシビロコウ」のフィギュアが最後に挿入され、作品が「ハシビロコウの生息地」みたいになりました。(笑)

 

かなりシュールな作品が出来上がり、Mさんと先生とで大爆笑。

ですが、ハシビロコウを取り除くと、実は素晴らしい寄せ植えになっているんです。

 

お正月用の寄せ植えに使える苔&植物

ということで、こちらの寄せ植えで使用した植物を詳しくご紹介します。

 

ハシビロコウのフィギュアを付けたままだと、どうしてもまともに寄せ植えを鑑賞ができないので、一旦外したものがこちら↓。(^^;)

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この寄せ植えの写真を参照しながら、使用した植物の紹介を以下にしておきます。

 

黒松

まず、正面奥にあるのが、黒松。

アカマツと比べて幹の樹皮が黒褐色であることから、黒松と名付けられているそう。

松があるだけで、正月や和風の雰囲気に。

 

長寿梅

黒松の向かって右隣りにそっと植っているのが、長寿梅。

名前がとっても縁起よい!

初心者でも育てやすい品種なんですって。

小ぶりの赤い花がぽっと咲いていて、奥ゆかしい感じが出ています。

 

ゴールテリア

黒松の向かって左隣りに鮮やかな赤い実をつけているのが、ゴールテリア。

チェッカーベリーのことです。

冬の実ものとして寄せ植えにもよく使われます。

紅白はめでたい色ですし、この赤はよく映えるので、地味になりがちな苔の寄せ植えの差し色としてもいいですね。

 

黒竜(コクリュウ)

この寄せ植えの真ん中に黒くて細い葉が八方にびよーんと広がっているのが、黒竜です。

ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の仲間なんですって。

 

実は、この鉢植えの主人公は、この黒竜なんです。

というのも、私、この黒竜の美しさと存在感に感動してしまって。

(感動した自分のマニアックさにも驚きですが。)

ぜひ、黒竜を入れてほしい!!ということで、入れていただきました。

 

この光沢のある黒の葉色が、本当に美しい!

水をあげた後の、「カラスの濡れ羽色」的な美しさに、さらに感動。

 

白竜(ハクリュウ)

黒松の手前に細く伸びている薄い緑色の葉が、白竜。

こちらも黒竜と同じく、ジャノヒゲ(リュウノヒゲ)の仲間。

 

正面に見える白竜は、白と緑の縞模様の葉です。

その向かって左下に見える濃い緑の方も同じ白竜ですが、こちらが原種で。

縞模様の方が亜種だったと思います。(不確かな記憶)

 

どちらも青い実をつけてます。

 

…と、数々の和風で粋な植物をチョイスしてくださった苔じい先生。

その周りや隙間に、今度は苔類を埋めていきます。

 

サワゴケ

この寄せ植えの向かって右側の苔がサワゴケ。

日常で苔が生えてる場所とか、盆栽とかでよく見てそうな、オーソドックスな苔のように思います。

 

フデゴケ

白竜の近くや黒松の麓などに、ちょっとずつ配置しているのがフデゴケ。

まさに筆の毛のようなお姿をしているフデゴケ。

ちょっと芝生のようにも見えます。

 

アカミゴケ

この寄せ植えの、ゴールテリアの赤い実の後ろ側に配置しているのが、アカミゴケ。

ヒョローっと伸びた白い部分の先端に、なんと赤い花が咲いています。

 

厳密には、これは花ではなく「子器」というらしい。

そして、アカミゴケ自体も、実は苔ではなく、クリスマスリース風の寄せ植えでも使われている「地衣類」です。

この辺になってくると、得体が知れない世界ですね。(^ ^;)

 

色んな苔や苔もどきを配置した後は、最後に石を。

寄せ植えの向かって左側に、黒い石を敷き詰めているのが分かると思いますが、実はこれ、富士山の火山石なんですって。

 

現在は、富士山の石を採取するのは禁止されているので、この火山石はまだ大丈夫だった頃の、もう残り少ない石の一部を分けていただいたわけです。

ありがたい!!!

 

あ、そして黒松の横にそびえ立つように配置しているのが、石英のさざれ石です。

この黒松とさざれ石だけで、しっかり和風の寄せ植えになってますよね。

 

ということで、縁起物の数々を寄せ植えにしてくださり、最高の作品が仕上がりました。

 

苔の寄せ植えは楽しい!

で、このひと鉢の作成が、たったの1500円で体験できます。

植物代、材料費も込みです。

 

「これはもう、とんでもない破格値で体験させていただいた!」と、感謝感激でした。(T-T)

 

ということで、初めての苔の世界に一歩足を踏み入れた、最高に楽しいひと時でした。

 

苔の寄せ植えは、基本屋外でお世話するのですが。

Mさんからプレゼントにいただいたクリスマス寄せ植えは、こんな感じで時々室内に飾ってみたりしてます。↓

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今回の寄せ植え体験で苔じい先生に作っていただいたお正月用寄せ植えの方は、年末になったらお正月用のお飾り小物を付け足して飾ろうと思います。

 

ということで、今年の年末年始の飾り物は、苔で楽しもうと思います。(^ ^)

 

kayoko@Subway cafe

 

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